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2023.04.22 Saturday
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東京都足立区が今月中旬から、一部公園に「モスキート音」と呼ばれる不快な高周波音を流し、たむろして破壊行為などを繰り返す若者らを「退散」させる実験を始める。同区では、公園内の施設が若者らに壊される被害は、昨年1年間で総額約300万円にも達した。若者の暴挙を食い止め、小さな子供たちにも安全な公園を取り戻すため、自治体としては異例の“新作戦”導入に踏み切った。使われるのは、英国製の「モスキートMK4」という高周波音発生装置。(中略)
そうした中、区では、国内で同装置を販売しているメルク(東京都千代田区)から1台レンタルし、試験設置することを決めた。同課では「いくらパトロールで注意を呼び掛けても破壊行為が続く。どうしようもない面もあり、モスキートの設置を試みることにした」と説明した。(中略)メルクによると、この装置の前方約60度、30〜40メートル先の範囲にたむろする若者らを退散させる効果があるという。同社では「英国の例だと、作動後早くて2〜3分、遅くて10〜15分程度で若者を排除できる。実験を含め、公共機関が借りたり購入するのは初めて」としている。公園管理課では、近隣住民の声も聞きつつ慎重に実験する方針。効果次第では、ほかの公園を含めた本格導入も検討する。