年末の紅白歌合戦に初出場した61歳の歌手、
秋元順子さんの『愛のままで……』が、1月26日付オリコンの週間シングルチャートで首位に立っただそうだ。
最近ブレイクし出したのは情報で知っていたが、オリコン首位とは驚きだ。
オフィシャルサイトはコチラ⇒http://akimoto-junko.sakura.ne.jp/
テレビやラジオを通じてボクらの耳に入ってくる曲と言ったら、オヤジたちにはちょっとばかりジェネレーションギャップを感じざるを得ないつくりが多かったりするのだが、これは良い!
なんとなく親しみもあり、哀愁もあり、そして安心感と癒しも感じさせてくれる。
なんでも60歳代でのオリコントップはの初の快挙なんだそうだ。
ボクらより少し上の世代のオジサン・オバサンたちがこんな風に頑張ってくれると、あとにつづくボクら世代もなんだか元気をもらえるような気がして来て嬉しくなる。
年末の「クリスマスの約束」のライブで元気にハッスルしてくれていた小田和正も60代。この世代ホントに元気だ。
ボクが所属するゴルフクラブでも数年前「シニア選手権」(60歳以上)で優勝された方がクラチャン(倶楽部チャンピオン:現役スラッチ競技)も獲るというダブル優勝をされた方がやはり61歳だった。
「ベビーブーマー」と言われ、最近では纏めて「団塊の世代」とか表現されていた方々だ。
子供時代から、常に新しい考え方や教育を受けて来られ、ついでに新しい文化をつくりあげ・育て、ボクらの世代にまで影響を与えてくれた先輩方だ。
大学紛争・グループサウンズしかり、ビートルズもそうだった。
とにかくいまこの世代の方々が元気だ。
最近、平日の昼さがり銀座や新宿や渋谷の繁華街で、打ち合わせを兼ねレストランや喫茶店に入ると、この世代の方々で一杯なんてシチュエーションにもよく遭遇する。
もちろん、これまで十分に日本の経済発展に尽力してくれた方々だし、ボクらにいろんな可能性を提供してくれたし、新しい文化の創造もしてくれた方々で尊敬はするのだが、正直言って“いい時代”を経験され、“いい時代”のまま定年を迎えられた方々なんですよね。
だから当然いま以ってお元気な方が多いし、生活にも余裕があったりするのでしょう。
いまのボクらのような厳しい環境は経験しないまま、お仕事を全うされている(・・・もちらん苦しい時も乗り越えられて来たのだろうが・・・そう感じてしまう、スイマセン。)
そういえば、先週だったがこの年代の方々がとにかく元気で、再び街に飛び出している、という新聞記事に出会った。特に女性たちなのだが、子育ても終わり、妻としての勤めも終え、再び世の中に出て活躍したいとのモチベーションもとても高くて、現にオチコチで活躍の場を創っているんだという。
40代・50代のビジネスマンが仕事の疲れを癒す居酒屋などでは、妻として母親としての実績を積まれてきた経験を生かし、若者には真似の出来ない“癒し”を提供し重宝がられているんだそうだ。
そして彼女たちは居酒屋だけに留まらず、ファーストフード店やコンビになどでも十分な期待に応え、若い店長などが舌を巻くほどの接客スキルを発揮し、いまや無くてはならない存在になっているんだという。
数日前、ボクが立ち寄ったある都市銀行の窓口でも似たような光景に出会った。
ATMが主流になり、振込みなどの業務が減った窓口では、主流は殆どが50代の女性たちだったのだ。
たしかに数年前までそれらを経験し、一度一線を退き、人生経験を経た彼女たちは採用する側でも業務の安心感はあり、低コストで雇用できるというメリットが多分にあるに違いない。
秋元順子さんも言っているが、もしかしたら彼女たちこそ今年“アラフォー”ならぬ、“アラ還”としてトレンドリーダーになる存在なのかも知れない。
いやいや、恐るべし“アラ還”旋風の予感です・・・(笑)