お彼岸に叶わなかった亡父の墓参りに行って来ました。
そして、今回は10数年ぶりに母方のご先祖様の墓前にも・・・。
母方のご先祖は位置的には我が家と実家の間にあるのだが、残念ながらメチャクチャ久し振りで、しかもボクが知っている頃とは随分と周辺の開発が進み、お墓に辿り付ける自信が無いため、一旦実家に寄り親父の墓前への挨拶を済ませた後年老いた母親を車に同乗させて向かうことに。
とは言っても、80代後半で当然車など運転したことも無く、地図を読めるはずの無い年老いた母ではナビとしてはまったく役立たないであろうことは覚悟しつつも、幼い頃から育った土地、それなりの土地勘はあるだろうと期待したのが失敗だった。
そう、予想が的中したのです(笑)
地名は変わり地番も変わり、最近でも何度か訪ねているものの、車の後部座席に座っていれば黙ってても連れて行ってくれる人間と、一人で行くのは殆ど初めてのボクとではかなり勝手が違ったようだ。すぐ近くまでは到着していたのだが、昔からの小さい墓地ゆえどうにも見つからない。母親の道案内はどうも20年〜30年前の記憶で、しかも歩いて向かった時の感覚で言われる為、信号も増え、通行料も多い現場では却って混乱させられてしまった(笑)
そりゃそうだよな、昔の米屋はコンビニになっているし、大きな農家だった跡にはマンションが建ってしまってるんだもんな・・。仕方なく、ボクは滅多にしない取材攻撃を仕掛けてみたのだが、これまた難しい。車に乗っている人の方が道案内は安心だろうと訪ねてみると、新しい住人なんだだろうそんな小さなお墓の場所なんかは彼らの地図には無いんですね。う〜ん、困った。
しかしながら我が家の90歳に届かんとする母親の記憶まだ健在でした、エライ!!
全国チェーンのドラッグストアが目印になったようで『このあたりで間違いない!』と言うではないか。でもって最後に飛び込んだコンビニでオーナーのような年配の男性にめぐり会うことが出来、無事到着。
それにしても残念なことがひとつ。
ボクが道に迷い悩んでいることで、母親としてそれが自分の所為だと感じてしまったようで、少々落ちこんでしまったのだ。
う〜ん、むずかしい。もう年老いてるし、こちらもそれ程期待していた訳では無かったのだが、ボクが彼女の実家の墓参りをしたいと言い出した瞬間から嬉しさもあり、きっと張り切ってしまったんだろう。
まあ、結果的にすべて目的は達成されたので、母親もその後は気を取り直して喜んでくれていたので救われたが、ボクが下調べもせずにしかも突然誘い出してしまったのがいけなかった。キチンと準備してから出掛けるべきだったし、やっぱりいまどきナビゲーションシステムくらい着けて置くべきですね。今日は素直に反省です。
でも、まあいい。久し振りに母親とふたりでドライブも出来、他愛の無い話題だったが二人きりでしばらく会話も出来たし、親孝行になったハズ。しかも、母方のご先祖様にも久し振りに挨拶で出来たの大満足な一日でした。